日本ディープラーニング協会(JDLA)のE資格のための勉強法をまとめました。

【体験談】JDLAのE資格の勉強方法

資格の取得を検討している場合、その資格のためにどんな勉強が必要か気になりますよね。

特にE資格の場合は、設立されたばかりの資格である点、認定プログラムの受講が必須である点、知識だけでなく実装力も求められる点などが特殊です。

この記事では、私の体験談も交えながら、E資格の勉強法をまとめていきたいと思います。

自己紹介

私は第3回の試験(JDLA Deep Learning for ENGINEER 2019#2)でE資格に合格しました。

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そもそもE資格とは

  • 国内唯一のAIエンジニア向けの資格
  • 「理論」を理解し「実装」する能力が必要
  • JDLA認定プログラムを修了すると受験可能
    (自動車教習所みたいな感じ)
  • 詳しくは公式ホームページ

E資格の勉強は認定プログラムで完結

最初に結論をまとめますと、”基本的に”E資格の勉強は認定プログラムで完結します。実際に、私は認定プログラム以外の勉強なしでE資格に合格することができました。

▶︎【体験談】zero to oneのオンライン講座でE資格とってみた感想

以下で詳細を説明していきます。

E資格取得までの勉強の流れ

事前知識を身につける

認定プログラム修了を目指す

試験前の勉強

受験

認定プログラム受講前の勉強法(事前知識)

認定プログラムによって異なりますが、認定プログラムをスムーズに修了するために、ある程度の事前知識を求められることがあります。例えば、高校数学、線形代数(行列)、微分、確率などの数学知識や、Python(プログラミング言語)の知識などが事前知識とされています。

認定プログラムのタイプによって事前知識の勉強法が変わってくるので、以下で説明していきます。

▶︎【講座比較】E資格のJDLA認定プログラムを比較

事前知識もカバーしているプログラムを受講する場合

受講する認定プログラムが、高校数学やPythonなどの基礎知識から教えてくれるようであれば、特に心配する必要はありません。認定プログラムを信じて取り組めば事前知識を身につけることができるでしょう。ゆえに、プログラム以外の教材での勉強は必要ないです。

事前知識をカバーしていないプログラムを受講する場合

認定プログラムの中には、事前知識を持っていることを前提として、数学やPythonの基礎の説明を省いているプログラムがあります。このようなプログラムを受講する場合は、下記のような方法で事前知識を身につける必要があります。

まずは診断テストを受験

一部の認定プログラムでは、事前知識が十分であるかチェックするため、診断テストを提供しています。受講予定の認定プログラムが診断テストを用意している場合は、まず受験してみて自分のレベルをチェックしましょう。

別料金で基礎コースを受講

E資格の認定プログラムを運営する会社では、E資格のプログラムを受講するための数学やPythonの基礎コースを設けていることが多いです。これらの基礎コースは別料金が発生してしまいますが、手っ取り早く必要なところだけ勉強できて良いと思います。

市販の参考書で勉強

上記の基礎コースに課金したくない場合は、市販の参考書で勉強するのも良いと思います。

ネット上で解決

とりあえず受講してみて、分からないところはググって解決するのも効率的だと思います。たいていのことはネットで検索すれば解決できますし、このような解決力はエンジニアにとってとても重要だと思います。

私の場合も、E資格のコースを受けているときに、見たことのないPythonの関数が何個もありましたが、大抵のことはネット上の情報で理解することができました。

認定プログラム修了のための勉強法

事前知識の修得をクリアしたら、後はひたすらプログラムに沿って勉強するだけです。上記のように多少ググったりするものの、基本的には認定プログラム内で完結するように設計されています。

試験前の勉強法

認定プログラムを一通り修了したら試験勉強に移ります。認定プログラムが模擬試験を用意しているので、それを繰り返し解くことで対策を行います。

一方で、E資格には専用の参考書や過去問がありません。他の一般的な資格(英検、漢検、簿記…)のように、過去問でひたすら訓練するような対策法はとれません。これが意外とやっかいな点です。

ちなみに、本番の試験では、模擬試験では見たことない問題ばかりでした...。模擬試験とほとんど同じような問題は数問だけだったと記憶しています。

プログラム以外でも勉強したい場合は...

上記で述べてきた通り、E資格を取得するためには、認定プログラム以外の教材での勉強はほとんど必要ありません。

とはいえ、他の教材を用いることによって、より深い理解やより効率的な理解が期待できることは事実です。その一例としてE資格を勉強するときのおすすめ本を下記のリンクにまとめておきます。

▶︎【おすすめ本】E資格を本で勉強したいあなたへ

さいごに

E資格のための勉強法をまとめてみました。参考になれば幸いです。


以上です。

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