E資格のJDLA認定プログラムを比較してまとめてみます。
【講座比較】E資格のJDLA認定プログラムを比較
E資格の取得を目指すとき、どの認定プログラムを受講すべきか迷いますよね。
日本ディープラーニング協会(JDLA)によるE資格を取得するためには、JDLA認定プログラムを修了した後に、資格試験に合格する必要があるます。イメージ的には、「指定自動車教習所を修了した後に免許センターで学科試験を受ける」みたいな感じです。厳密には、自動車教習所に通うことは運転免許取得の必須条件ではありませんが、E資格の認定プログラムの受講は必須条件です。受講が必須である理由は、おそらく、E資格では理論だけでなくプログラミングの実装能力も必要であり、2時間の試験ではその実装能力を把握できないからだと思います。
JDLA認定プログラムは現在9つ用意されており、それぞれ講座形態や料金などが異なります。この記事では、全9つの認定プログラムを比較してまとめていきます。
自己紹介
私は第3回の試験(JDLA Deep Learning for ENGINEER 2019#2)でE資格に合格しました。
そもそもE資格とは
- 国内唯一のAIエンジニア向けの資格
- 「理論」を理解し「実装」する能力が必要
- JDLA認定プログラムを修了すると受験可能
(自動車教習所みたいな感じ) - 詳しくは公式ホームページ
認定プログラム比較表
全9つの認定プログラムの「講座形態」、「期間」、「料金」などを下の表にまとめて示します。
認定番号 | 講座タイトル | 運営会社 | 講座形態 | 期間 | 料金 [円] | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 現場で使えるディープラーニング基礎講座 | スキルアップAI株式会社 | 対面@東京・大阪・名古屋 | 5ヶ月 | 298,000 | - |
オンライン | 5ヶ月 | 249,000 | - | |||
2 | 機械学習オンライン/ディープラーニングオンライン | 株式会社zero to one | オンライン | 2ヶ月 | 非公開 | 法人 |
3 | 現場で潰しが効くディープラーニング講座 | 株式会社ナトフ | 対面@東京 | 3ヶ月 | 450,000 | - |
アイスタディ株式会社 | オンライン | 2-3ヶ月 | 237,600 | 転職 | ||
4 | AI_STANDARD E資格試験対策講座 | 株式会社STANDARD | オンライン | 2ヶ月 | 非公開 | 法人 |
5 | AIジョブカレ ディープラーニング講座 | エッジコンサルティング株式会社 | 対面@東京・大阪・福岡 | 5ヶ月 | 139,800 | 転職 |
オンライン | 5ヶ月 | 111,840 | ||||
6 | ディープラーニングハンズオンセミナー | 株式会社キカガク | 事前学習+対面+補講動画@東京・名古屋・福岡 | 3日間+動画 | 300,000 | - |
7 | 業界初合格保証付 Premium Plan E資格対策コース | 株式会社アイデミー | オンライン | 3ヶ月 | 580,000 | - |
8 | 全人類がわかるディープラーニング体系講座 | 株式会社AVILEN | 対面@銀座 | 1.5ヶ月 | 196,000 | 転職 |
オンライン | 136,000 | |||||
9 | 基礎から学ぶディープラーニング | テクノブレーン株式会社 | 対面@東京・京都 | 不明 | 非公開 | - |
オンライン | 不明 | 非公開 |
認定プログラム一覧
00001.スキルアップAI株式会社
- ハンズオン or オンライン
- 認定プログラムの第1号
- ホームページが見やすい
- 値段は平均的
- 説明会あり
- 自身のPCでの環境構築が必要
- 「応用数学」と「機械学習」は任意で別料金
- 下記の前提知識が必要
(前提知識がない人向けの基礎コースあり)
・PythonのライブラリであるPandas、 NumPy、scikit-learn、Matplotlibの基本的な使い方を習得していること (「械学習を始めるためのPython入門講座」相当)
・線形代数、微分、確率・統計の基本を理解していること(「機械学習・ディープラーニングのための数学講座 基礎数学講座」相当)
・機械学習の基礎知識があること(「現場で使える機械学習・データ分析基礎講座」相当)
00002.株式会社zero to one
- オンライン
- 課題は自動採点
(分からないところはサポートセンターに問い合わせる) - 法人契約のみ
- ユーザー数に応じてID課金
- 監修者=JDLA協会理事長
00003.株式会社ナトフ/アイスタディ株式会社
ハンズオン(株式会社ナトフ)
- ハンズオン
- 説明会あり
- 法人で申し込むと人数に応じて割引
- 機械学習の経験者はベーシックターム免除が可能(-10万円)
オンライン(アイスタディ株式会社)
- オンライン
- 受講相談あり
- 無料の「ディープラーニングのための数学力診断テスト」あり
- 課題レポートの評価を受けられる
- 協定企業への転職成功で全額返金
▶E資格試験対応 ディープラーニング講座【iStudyACADEMY】
00004.株式会社STANDARD
- オンライン
- 法人契約のみ
- 問い合わせしないと何も分からない
▶AI_STANDARD AIエンジニア育成講座/AI_STANDARD E資格試験対策講座
00005.エッジコンサルティング株式会社
- ハンズオン or オンライン
- 高校数学の知識とプログラミング経験がない場合は基礎コースの受講が必要
- 「応用数学」(5千円)と「機械学習」(1万円)は任意で別料金
- 期間がかなり長い(5ヶ月)
- 安い(11万円)
- 学生割引などあり
- 協定企業への転職成功で半額返金
00006.株式会社キカガク
- 事前学習→セミナー(3日間)→補講動画→受験
▶ディープラーニングハンズオンセミナー
▶自走できるAI人材になるための6ヶ月長期コース【キカガク】
00007.株式会社アイデミー
- チューター付きオンライン
- コードレビューあり
- オンライン無料相談会あり
- 前提知識不要
- 不合格の場合は次の試験まで無料でサポート
- 期間中は他のAidemy有料コースも受け放題
- 高すぎ(58万円)
▶業界初合格保証付 Premium Plan E資格対策コース
00008.株式会社AVILEN
- web個別相談あり
- 安い(13万円)※Paypalの支払いでキャッシュレス5%相当額還元
- 学生割引、紹介割引などあり
- 早い(6週間)
- 講義動画・資料は永久に見放題 ←スゲェ
- 協定企業への転職成功で全額返金
00009.テクノブレーン株式会社
- 情報皆無
- とりあえず説明会(無料)に参加しないといけない
私は「zero to one」で合格しました
ちなみに、私は「zero to one」のオンラインコースを2ヶ月ほど勉強することで、E資格の試験に合格することができました。下記のリンクに体験談をまとめてあります。法人契約のみですが、正直かなりオススメです。個人向けにも開放すればいいのに...。
▶【体験談】zero to oneのオンライン講座でE資格とってみた感想
オンライン VS ハンズオン(対面)
私は「オンライン」を選択しました。好きな時間に受講できますし、何度も視聴し直せるのが良かったです。
オンラインの特徴
- 好きな時間に受講できる
- 何度でも視聴し直せる
- 1つの動画が5~10分前後なので、まとまった時間を確保できなくてもOK
- 集中力が切れたら自分のペースで休憩できる
- ハンズオンよりお値段が安い傾向にある
個人個人の実装に対する細かいフィードバックはもらえない- 簡単な質問・問い合わせはできる
ハンズオン(対面)の特徴
- その場で質問できる
- 細かいフィードバックをもらえる
- 個人の理解度を考慮してくれる
- 通学するのがわずらわしい
- 集中力がないときでも決められた時間に受講しないといけない
- きっちりと学習計画が決まっているから自分を追い込める
それぞれに合った認定プログラムを選びましょう
転職狙いなら…
本気で転職を狙っているなら、転職支援サービスを提供している下記の3つのプログラムがオススメです。そのサービスを利用しながら転職に成功した場合、プログラムの受講料が返金されます。
▶[00003]E資格試験対応 ディープラーニング講座【iStudyACADEMY】
▶[00005]人口知能技術専門プログラミングスクール「AIジョブカレ」
▶[00008]全人類がわかるディープラーニング体系講座
安く済ませたいなら…
とにかく安く済ませたいなら下記の2つがオススメです。
▶[00005]人口知能技術専門プログラミングスクール「AIジョブカレ」
▶[00008]全人類がわかるディープラーニング体系講座
短期間で済ませたいなら…
短期間で修了したいなら下記の2つがオススメです。
▶[00004]AI_STANDARD AIエンジニア育成講座/AI_STANDARD E資格試験対策講座
▶[00008]全人類がわかるディープラーニング体系講座
法人契約なら…
法人契約を検討中なら下記の3つがオススメです。
▶[00002]機械学習オンライン/ディープラーニングオンライン
▶[00003]現場で潰しが効くディープラーニング講座
▶[00004]AI_STANDARD AIエンジニア育成講座/AI_STANDARD E資格試験対策講座
落ちたときのことが不安なら…
E資格は、過去問や専用の参考書がないので、一発で合格できないと、意外と再受験の勉強が大変です。下記の2つのプログラムでは、講義動画・資料が永久に見放題だったり、不合格者へのサポートがあったりするのでオススメです。
▶[00007]業界初合格保証付 Premium Plan E資格対策コース
▶[00008]全人類がわかるディープラーニング体系講座
さいごに
E資格取得のための、全9つのJDLA認定プログラムを比較してまとめてみました。参考になれば幸いです。
以上です。
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