文系専攻の学生と理系専攻の学生とで、どっちが留学先で苦労していたか、私の経験をもとにご紹介します。

私の留学経験

  • アメリカ・カリフォルニア州
  • 現地の大学の学部に所属
  • 理系専攻
  • 半年間

「理系」と「文系」

アメリカではそもそも理系と文系で分類する概念がありません(たぶん)。よって、この記事では、”日本で言うところの”理系、文系というニュアンスになります。

文系留学生

私の友人たちは、毎週十数ページの予習をしていました。毎回予習範囲のquiz(小テスト)があるため、教科書を読んでおく必要があるそうです。そして、課題もかなり辛そうでした。多くの文字数が必要なレポートをしょっちゅう書かされていました。英語が得意でない我々日本人留学生にとって、大量の英文を読んだり、長文レポートを作るのははかなり大変です。

このような傾向は、1、2年生が履修するような基礎的な科目に多く見られた気がします。多くの短期留学生はこのような基礎的な科目を履修する傾向がある印象です。より専門性を伴うような科目ではまた違った感じかもしれません。

理系留学生

理系の良いところは、数式は共通言語であることです。また、理解すべきことは原理や公式の使い方であり、十数ページで長々と書かれていることではありません。そして、少なくとも私の場合は、予習をほとんどする必要がなかったです。授業で説明していない部分をテストするようなquizは一度もなかったです。quizの出題範囲は復習の内容のみでした。課題に関しても、文系のような文字数を気にするようなレポートは書く必要がありません。

ちなみに、私が履修した科目は全て、試験は教科書持込可でした。調べれば済むことを暗記させてもしょうがないという傾向がある気がします。

項目ごとに比較

授業

  • 文系:英語を日本語に脳内変換して内容を理解する。
  • 理系:(最低限ではあるが、)数式さえ理解すれば良い。

予習

  • 文系:教科書を読んで書いてある内容を理解する。
  • 理系:説明していない内容をテストしたりしなかった。

課題

  • 文系:長文のレポート作成など。
  • 理系:設計やデザイン、教科書の例題を解くなど。

さいごに

日本では苦労している理系と遊んでいる文系というイメージですが、私の留学先では逆転していました。

勉強も大切ですが、せっかくの海外生活ですから、遊ぶ時間も重要ですよね。留学先の履修科目選びは慎重に。


以上です。

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